三重の珍しい日本酒を贈り物にいかがですか?~『瀧自慢』編~
大切な方への贈り物。
せっかくなら喜んでいただきたいですよね!
お祝い事はもちろん、食卓に彩りを与えてくれる日本酒は楽しむシーンの多様さとあいまって、贈り物にとても重宝されています。
失敗しないお酒選びのポイントは「普段は買わない、ちょっと高級なお酒」や「なかなかお目にかからない珍しいお酒」であること。
お酒が好きな方であれば、「わっ!〇〇〇(銘柄名)を贈ってくれたんだ!」と驚いてくれますし、センスのいいチョイスはきっとあなたの株を上げてくれることでしょう。
贈り物としてのお酒の選び方
では、どんな日本酒を選べばお相手に喜んでいただけるのでしょうか。
おそらくあなたが贈りたいとお考えの方はお酒がお好きなはず。
よくある銘柄ではひねりがないし、知名度が低すぎてもつまらない。
自分にはそこまでの日本酒の知識がないので、正直どれがどう珍しいのかがわからない。
そもそも大吟醸とか純米酒とか本醸造とか、お酒の違いもよくわからないし・・・。
多くの方がお酒選びに迷っていらっしゃいます。
そこでぜひ参考にしていただきたいのは、わかりやすい珍しさをお酒選びの基準にするという考え方。
ひと頃、あまりの人気に転売が横行して話題になった「森伊蔵」「魔王」(ともに焼酎)のような入手困難品は、その存在がすでに多くの人の知るところとなり、お酒好きの方にとってはかえって食傷気味に感じられてしまうこともあるのだとか。
かといって、全国でおよそ20,000種あるといわれている日本酒の銘柄から「これぞ!」という一品を選び出すのは難しく、仮に選び抜いたとしても相手が飲食のプロでもないかぎり、そのお酒の価値がダイレクトに伝わるかどうかわかりません。
また近頃は居酒屋さんでも日本酒の品揃えが豊富なお店が増え、昔であればなかなか飲む機会に恵まれなかった地方の銘酒も、名の通った銘柄になるほど新鮮味が薄れてきたと感じる方も少なくないそうですから、贈り物の日本酒選びは意外とハードルが高いのかもしれませんね。
お酒好きの間では知られている、いわゆる“通好みの日本酒”で、実際に入手が難しいもの。
そんなお酒を贈ることができたら、あなたもお相手も喜びはひとしおではないでしょうか。
田中屋では日本有数の酒どころ・三重を代表する日本酒のひとつ、『瀧自慢』をおすすめしたいと思います。
三重のお酒(伊賀酒)について
『瀧自慢』をご紹介する前に、少しだけ三重のお酒のことをお話しさせてください。
お酒の味を大きく左右する要因といえば、なんといっても水と米です。
全国の酒どころと呼ばれる地域はそれら自然の条件に恵まれており、三重もまた例外ではありません。
山麓に降った雨が長い時間をかけて砂礫層と呼ばれる“天然のろ過装置”を流れ、不純物の少ない良質な水となったものを「伏流水」と呼びますが、鈴鹿山脈のそれは日本名水百選に選ばれているほど。
また紀伊山脈に抱かれた伊賀地方は盆地特有の気候により昼夜の寒暖差が大きく、甘味のある米を育てるのにとても適しています。
このような風土が三重の日本酒づくりを盛んにし、数々の名酒をもたらしてきました。
さらに三重は日本のお酒づくりに大きな影響を与えている、という説があります。
酒米の代表格とされる「山田錦」は「山田穂」をルーツとした品種ですが、そのむかし伊勢参りで三重を訪れた人々が地酒のあまりの美味しさに驚き、伊勢周辺で栽培されていた「山田穂」を持ち帰ることで全国に広まって、やがて「山田錦」が生み出されたのだとか。
古くは海側の志摩が御食国(みけつくに)として、皇室にアワビやサザエなどの海産物を献上してきた歴史を持ち、県中部で畜産される松阪牛は日本屈指のブランド牛として知られている三重。
豊かな山の幸と海の幸に加え、清純な水と米づくりに適した土壌を持つ地域のお酒が美味しくないわけがありません。
香り高く味わい深い三重のお酒が、たくさんの日本酒ファンから愛されているゆえんです。
『瀧自慢』の魅力と“わかりやすい珍しさ”
明治元年に創業し三重を代表する蔵元、瀧自慢酒造。
「百人が一杯飲む酒より、一人が百杯飲みたくなる酒」をモットーに、ていねいなお酒づくりを続けてきました。
その伝統ある名を冠した「瀧自慢」は単一の銘柄を指すものではなく、日本酒の世界ではよくある“バージョン違い”がいくつか存在しています。
純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸、吟醸、純米、本醸造のカテゴリーにそれぞれ『瀧自慢』の看板を背負った兄弟酒があり、充実のラインナップを見せてくれます。
とりわけ人気が高いのは、2016年開催の伊勢志摩サミットでワーキングランチ乾杯酒に選ばれた『瀧自慢純米大吟醸』で、サミット期間中からさっそく品薄状態となり、その後しばらくは市場に出回らなくなってしまったほどです。
田中屋でも「あのお酒が飲みたい!」とのご要望になかなかお応えすることができず、心苦しい思いをしていましたが、最近になってようやく流通も落ち着き、熱望されるお客様にお届けできるようになりました。
「ホスト国の安倍首相はもちろんのこと、アメリカのオバマ大統領やドイツのメルケル首相といった先進国の首脳たちが、そろって舌鼓を打ったお酒なんだよ」と説明を添えてあげれば、『瀧自慢 純米大吟醸』を贈られた方の感慨もひとしおでしょう。
どんな料理にも合う上品で風味豊かな味わいは、さすがの一言に尽きます。
日本酒通のあいだでは名の通った逸品であり、手に入りにくさとあいまって、珍しいお酒の贈り物としては最適といえるのではないでしょうか。
同じく伊勢志摩サミットの晩餐会で食中酒に供された『瀧自慢 滝水流(はやせ)』も、瀧自慢酒造を代表するタイトルのひとつ。
すっきりとした飲み口で、食事と一緒に楽しんでほしいという瀧自慢酒造のスタンスを体現するお酒です。
辛口純米を掲げるだけあって、味の濃い料理にも負けないキレが自慢。
こちらも『瀧自慢 純米大吟醸』と並ぶ“わかりやすい珍しさ”で、満足度の高いプレゼントとなることでしょう。
いずれも田中屋オンラインショップでご注文いただけますので、大切な方への贈り物にぜひお選びくださいませ。
10代目店主の田中保行も太鼓判を押す、おすすめ商品です!